中川ひろたか   過去の日記

過去の日記

05.06.29

■NHK「おかあさんといっしょ」の
夏休み企画「もりのおんがくかい」に、
マジスカ軽音楽同好会で出演した。

お兄さんお姉さんのバックバンドを
マジスカ軽音楽同好会がつとめたの。
曲は、『おしりフリフリ』『パパパ』の他
『アイアイ』や『だれにだってお誕生日』とかの
いわゆる「ひとのうた」も演奏した。

途中、インタビューの出番もあって、
オニオネと、からみの練習なんかしたりして
すごく、楽しかったなぁ。
リハも、一日取ったし、そうやって
スタッフの方や、出演者の方たちと
つき合っているうちに、なんだか
すごく情が移ってきちゃってね。
みんな一生懸命だし、がんばってるし、
なんか、親戚のおじさんみたいに、
応援したくなってきちゃった。

同好会メンバーは、いつもの3人(友成・佐藤・中川)の他に ベースで渡辺茂、
パーカッションに関根真理(バンド「シブサシラズ」のメンバー)が
参加した。

全国に「マジスカ軽音楽同好会」の名前が、轟きわたる。
見たら、みんなで「マジスカ!」と叫ぼう!

放送は、7/29 8時35分から NHK教育テレビで。
すごく笑えると思う。

05.06.27

■台湾・天母国中活動中心でのコンサート。
ケロポンズといっしょ。
台北の博如(HIROKA JAPAN)幼稚園の親子さん
300人くらいだったかなぁ、来てくれた。
大半は日本人。
といっても、台湾の方も少なくなかったので
途中、絵本の時だけ、通訳が入った。

■やっぱり台湾は、料理が美味いっすから
すばらしいですね。
小口先生、職員のみなさん、ありがとう。
もう、すっかり、お世話になっちゃって。

■成田に着いて、携帯のメールを見た増田が
ぼくの後で、信じられないことを言った。
「長さんが亡くなったって」
なんと、長新太さんが、死んでしまった。

成田エキスプレスの車内電光掲示ニュースでも
何度も何度も流れていた。

今年は、すごく長さんとの関わりが深い年で
『ないた』が日本絵本賞を受賞したのが、この3月。
偶然、お孫さんと同じ名前で、
張り切って、描かれたという
『はなちゃんシリーズ』も 今年に入ってのこと。
3月『はなちゃんおさんぽ』
5月『はなちゃんすべりだい』と続き、
今月には『はなちゃんおふろ』が出たばっかり。

もろもろのお礼に電話したら、
あまり出たがらなかった
電話口に出てきてくださって
いろいろ話したんだけど、
すごくツヤのある声で
元気そうだったのに。

台湾でも『ないた』と『はなちゃんおふろ』を読んだんだけど、
現地で借りたスライドの機械がトラブって、
めくると、前の場面が出てきたり
すすまなかったり、行き過ぎたりで
大混乱だった。
その時、ちょうど、亡くなった時頃で、
長さん、ピューンって、台湾に、 いたずらにやって来たのかも。

あるお坊さんが、長さんの写真を見て、
「ああ、中川さんは、この方と、前世で
親族でしたね」と言ったことがある。
まぁ、似てるってだけの、話かも知れないが
けっこう、ぼくは、それがうれしくて
そのことを生きる「お守り」にしているかもしれない。

とにかく、ご冥福です。
長さん、ありがとうございました。
そして、ご苦労様でした。
ゆっくり、お休みください。

05.06.24

■昨年の3月に創刊した
中川ひろたか無責任編集の雑誌『ほっぺ』(学研)も
只今、8号(7月15日発売)を制作中だが
それまで発表された作品の中から、 評判のよかったものを、
どんどこ単行本にしていこうということになり
このほど



『おでっちょさん』(文・まつしたきのこ 絵・伊藤秀男)と



『こいぬのこん』(作・松成真理子)が

発売される。

これは、とっても、うれしいこと。
作家にとっても、これは、はげみになるし
さらに質の高い作品が、『ほっぺ』に集まってきて
必然、雑誌の質も上がっていくと。
こりゃ、すばらしい!

■今日から、ケロポンズと台湾ツアー。

05.06.21

■このあいだのライブの日、留守電に、
ブラザートムさん、イノッチ、はしのえみさんからのメッセージ。
「今、中川さんのおごりで、中川さんの受賞祝いをしています。
ごちそうさまです」
中川不在の祝う会が行われていた。

■なんでも、寿司屋に集合して
おれ、いないのに 「受賞おめでとうございます」って
乾杯したらしい。

■その日のことが、 イノッチの携帯サイト(っていうの?)に 出てたって。(無断掲載、いいよね)

イノなき 6/17 vol.749
お祝い ポンキッキーズでおなじみの「世界中のこどもたちが」や「みんなともだ
ち」などの作曲家、中川さんが絵本大賞に輝いた。曲だけじゃなく絵本もいい!素晴
らしいことなので、みんなでお祝いをすることになったが、あいにく中川さんは仕事
だった。仕方ないから中川さん抜きで中川さんのお祝いをしよう!とトムさんが言い
出し、昨日お寿司を食べにいきました。中川さんの分まで死ぬ気で食べました。うま
かったっす!ところで今日も朝日新聞のコラム見てね。今日はジャニーズの後輩につ
いて書きました。ちなみに来週はおやすみです。

■イノッチが言ってる、
その朝日新聞のコラムは とってもいいです。
なんだか、泣ける。
人柄でしょうね。

05.06.20

■ちょっと鹿児島に行ってきた。
18日、隼人町の農協環境改善センターで
姶良南部保育連合会の主催。
保育士さんばかり350人くらいのセミナー。
ま、つつがなく。

■16日、高円寺・稲生座ライブ
「サニーサイドアップ」のベーシスト。

はじめて合わすグループだし
まちがっちゃぁいけないし
一生懸命やってたら
「中川さん、顔が硬直してた」とか
「なんか元気なかった」とかって
アンケートに書かれてしまった。
けっして、そんなことないのよ。
ものすごく、楽しかったんだから。
緊張は、してたけどさ。

■稲生座、気に入っちゃった。
マジスカで、どうだろう。 お願いしちゃおうかな。

05.06.16

■今日「スリーピー&イイノ」の稲生座ライブに
四日市の絵本専門店メリーゴーランドの店主、
増田喜昭さんのウクレレデュエットバンド
「サニーサイドアップ」のベーシストとして
ゲスト出演する。

やたら、カタカナだらけだが
「スリーピー&イイノ」というのは
絵本作家の飯野和好さんのブルースバンド。
高円寺にあるライブハウス「稲生座」は
彼ら、もう古くからここを拠点に活動していて、
狭いが、その分、熱い感じで、
よいところ。

「サニーサイドアップ」は四日市を中心に
活動しているバンドだが
いつもの四日市のベースプレーヤーが来られず
急きょ、関東ベースマンとして
このぼくに、白羽の矢がたった。
人前でベースなんて、かつての名バンド
「ビートバンボーイズ」以来だから、
もう、5年ぶり。
緊張する。
久しぶりに弦も取り替えたし、
楽器も磨いた。

まじめにベース弾いてるから
見に来てね。

20時から。
高円寺北口、純情商店街つっきって
左行って、右行った喫茶コハクの奥。
問:03-3336-4480

05.06.14

■マジスカ軽音楽同好会の
マジスカミステリーツアーin 岡山
『お加山雄三ショウ』が
11日、岡山・倉敷であった。
会場は、倉敷美観地区にある
ジャズ喫茶「アヴェニュー」。
50人のお客さんが集まってくれた。

■翌日は、真備町の
マービーふれあいセンターで
『お加山雄三、上原謙、親子ライブ』
こちらは、200名。
満員御礼。
主催は、おひさまランドのみなさん。

■マジスカ軽音楽同好会のやり方として
夜、ライブハウスで、大人向けライブ、
翌日、昼間、親子コンサートという
そんな2本立てが、ひとつのひな形として
確立したなという実感を持ちました。(おいおい、言い方固いぞ)
このスタイルで、全国をミステリーツアーしたいと
考えるマジスカでありました。

■mixy とかいう秘密の花園サイトで、
今、CD『マジスカミステリーツアー』が
話題騒然になってるって。
わかる人、行ける人、行ってみてちょ。

05.06.10

■ただいま、たにぞうこと谷口國博との2ndCDブック
『うたあそび研究所!』の制作まっただ中でありますが
そんなさなか、
二人のTシャツができました。

デザイン・イラストは、村上康成さん。
どう?かっこいいでしょ?

色は、黒一色。
サイズは、やや大きめのSとMの2サイズ。
お値段は、税込2500円。
メールで、注文ください。

■明日、明後日、岡山で
マジスカ軽音楽同好会のライブがあります。
すっごくいいよ。
関西のみなさん、見に来てね。
詳しくは、ここ。

05.06.09

■『別冊PHP』誌上で
『中川ひろたかのD1だじゃれ道場』という
新連載が開始しました!
昔、糸井さんが『コピー塾』やってたでしょ?
あれの、だじゃれ編。
読者から、だじゃれを募集して
D1だじゃれグランプリ会長の中川が寸評をし、
毎月のグランプリを選ぶという趣向。

『別冊PHP』(¥360)を買って、どしどし、ご応募ください。

■そういえば、去年、船橋で開催した
D1だじゃれグランプリの様子をおさめたDVD
『D1のすすめ』が完成しました。

それを見れば、ルールをはじめ、
D1が、いかに盛り上がるイベントであるかが
手に取るようにわかる作りになっております。
D1グランプリの開催に興味をお持ちの方に
貸し出しいたします。
メールください。

■そういえば、中川さんのこと
学校で見たって、子どもたちから
報告ありませんか?
昔からあったじゃない、職員室前なんかの
廊下の壁に貼られてる
ポスターみたいな写真ニュース。
「小学図書館ニュース」っていうんだけど
それの、6月8日号が、なんと中川の大特集。
「絵本に歌に、大かつやく
第10回日本絵本大賞にえらばれた中川ひろたかさん」
っていう見出しで、
写真が、また、でかい。



(うちのスキャナーじゃ、これが限界。でかさ、ものがたってるでしょ)

学校に行く用事があったら
見てみてね。
そーとー笑える。

05.06.06

■今日から、NHK『おかあさんといっしょ』で
のぶみと作った『パ・パ・パ』が放送される。
6月の月歌ということで、6月いっぱい毎日流れるので
見てみてね。
NHK教育テレビ、8時35分からです。

■『こぶたのブルトン~なつはプール』(アリス館)完成!
こぶたのブルトンの
シュールなシリーズ第2弾!
絵は、市居みかさん。
だるまのタカサキさんも大活躍。



■あれあれ、言うの忘れてたけど
『ほっぺ 7号』が、先月の半ばに発売されてましてん。



好評のとじ込み付録「ほっぺBOOK」に
増田裕子の『ラムチャプッチャ』が登場!
ものすごく、くだらなくて楽しいよ。

次号8号は、7月15日発売。
ようやく、隔月の定期刊行になりました。
よろしくね。
ホームページもできています。
バックナンバーも買えるんじゃなかったかな?
見てみてね。

05.06.04

■スウェーデン、フィンランドの旅から
無事帰ってまいりました。

北海道から直接行ったものだから
たいそうな長旅になってしまった。
(ホテルで洗濯、2回もした)
メンバーは、メリーゴーランドの増田喜昭、
絵本作家のあべ弘士、長谷川義史
そして、中川ひろたかの4人。
(最初の予定とは若干違いましてん)

荒井良二は、リンドグレーン賞受賞のため
早くストックホルムに入り、
フィンランドには寄らずに先に帰りましてん。

■荒井良二は、りっぱでした。
スウェーデンの王女も出席した授賞式では
「ヘイ、アストリッド」という
リンドグレーンに捧げる歌を
日本語とスウェーデン語で歌い、
会場中、喝采の嵐でした。
それは、地元のテレビでも放映され
荒井良二は、街で、何人もから握手を求められたって。

■授賞式は、ショウ仕立てになっていて
歌や、ダンスがあり、
へんな声を出すコメディアンが出たり
すごく、楽しいの。

そこで歌っていた「LALEH」という名前の
イラン人の女の子がかっこよくて、
ぼくたちは、みんな彼女のCDを買っちゃった。
市内のCD屋さんでは、
9位にランキングされていたから
これから、がーんと行っちゃうかもね。

■荒井良二は、
ワークショップやら講演会やら
マスコミの取材やら、レセプションやらで
毎日、たいへんだったみたい。
ま、そのくらいの賞ってことなんでしょうけどね。
少し、かわいそうだったな。

■ストックホルムは、きれいな街でした。
街行く人々も美しく、
ぼくたちは、もう、うっとりでした。
日が長く、夜の11時頃まで
日が沈みません。
みんな流ちょうに英語を話します。
だから、英語で事足りてしまうため(なんちて)
スウェーデン語は、あいさつひとつ、
覚えられませんでした。

■ストックホルムに
子どもの本の研究所みたいなのがあって
荒井良二の講演のついでに、
増田喜昭、長谷川義史、あべ弘士、中川も
少し、しゃべらせてもらいました。
通訳付きで、それぞれ20分程度でしたが
みなさん、よく聞いてくれて、
(『世界中のこどもたちが』をスウェーデン語で歌った)
けっこう、ウケたもんだから
これ、ちょっとやっていけるんちゃうかなと
世界各国での講演ツアーを夢見てしまった
ぼくたちでありました。

■この会を企画してくれた人でもある
ビルギッタさんが勤務している
RABEN & SJOGREN という出版社を
見学させてもらいました。
編集者は、全員個室が与えられていて
なんか、余裕なのよね。
ロビーでは、いつでも生ビールが飲めるようになっていて
あべ弘士と中川は、2度も、おかわりしてしまった。

ビルギッタさんは、とっても、
日本の絵本に興味を持ってくれていたけど
(今まで、全く翻訳出版されてない)
出版にまでいけますかどうか

■今回、いろいろアレンジしてくれたのが
早川さんという人で
たった4年なのに、完璧なスウェーデン語で
通訳もしてくれた。
日本の出版社でも仕事していたので
日本とスウェーデンの絵本の架け橋になってくれたら
どんなにいいことか。
期待したいな。

■ストックホルムに7泊したあと、
大きな船で、フィンランドの首都ヘルシンキに入る。
ヘルシンキも、また美しい街で、
デザインの優れた家具や雑貨などの宝庫。
そんな専門店が、狭い街に軒並みなのね。
公園でマリメッコのファッションショーをやっていて
すごい数の人が集まってました。

■夜ライブハウスにも行きました。
おじさんバンドが出演していて
超満員だったのですが
誰一人身体をゆすっている人がいない。
直立不動のまま、ロックを聴いてるの。
終わったら大喝采だから
楽しんではいるんだけど、
これには、かなり、笑えたな。

■ヘルシンキの駅には
カジノとバーがあって
そこで、ビールを飲みながら
あべ弘士が、やおら、詩を書き始めた。
書き上げると、これに曲をつけろって
ぼくの前に、差し出す。
しかたないんで、その場で曲つけて、譜面にした。
長谷川義史に絵をつけてもらった。

ホテルに帰って、増田さんのウクレレで
その歌をうたった。
思い出の、いい歌ができた。

■長谷川義史は、ずっと、旅をスケッチしていた。
人を中心に、描き続け、
それだけで、1冊の本になるほど。
どれも、全く素晴らしく、
これ、どこからか、出版されるかも。

一方の絵師、あべ弘士は、
ずっと、ビール飲んでた。
描いてるのを、見たのは、1回だけ。
しかも、ビール飲みながら。
水彩色鉛筆をビールで伸ばしてた。
でも、このスケッチは、すばらしかった。

■北欧へ行く前、北海道で
マジスカ軽音楽同好会、はじめてのツアーがあった。
場所は、千歳、新十津川、岩見沢の3ヶ所。
どこも、たくさんの親子さんが集まってくれた。

図書館の方々、
えほんのへや メッセージの森川さん
お世話になりました。