中川ひろたか 過去の日記
過去の日記
2000.06.30
■なにかと早く起きてしまうんだけど、これって、時差ボケ?じいさんボケ?
■たいていは、そんなとき、バーって起きちゃうんだけど、
今日は、いつになく、布団の中で、ごにょごにょしてたんだ。
それはね、絵本のアイデアが生まれてきたからなのね。
童心社のピーマン村シリーズの2月号(テーマは節分)の原稿を今月中にって言われてて、どうしようと、思っているときに、突然、布団にやってきた。
こうなって、ああなって、そしたら、園長先生、こう言ってと、だいたいの流れができるまで、布団の中。できあがったところで、やおら起きて、マックに向かう。
ガーっと書いて、ページ立て決めて、そこからは早いよ。で、さっき出来た。
このシリーズにはめずらしく、うん、ちょっと、いい話。
涙、出るかも。
でもね、これを、今日中にファックスして、編集部で検討されて、こっちも検討して、
その原稿が村上さんとこに送られて、村上さんがラフ書いて、
一緒に会って、ああだこうだやって、酒飲んで、わいわいやって、決めていく。
ま、つまり、この先もいろいろあるんだけれど、
ぼくが書かないことには、始まらないので、
とにもかくにも、ちょっと、ほっとしたってわけ。フーッ。
■『クーヨン・8月号』が、まもなく発売。
今月の歌は『こわがりおばけのビクビク』(詞・新沢としひこ 編曲・上田浩司)
和田誠さんとの『1・2・3 』は、『すいかわり』
2000.06.29
■『ふねふねヤッホイ!』(作・ピーターシス BL出版)
マットくんシリーズの第3作目。
このシリーズは、中川が訳しているのだが、
この3作目、なんと、文がない。
絵だけで、展開していくのね。
だから、訳・中川ひろたかってならない。
何をしたかというと、タイトルと、そでの翻訳のみ。
原題は『SHIP AHOY!』
なんか船同志の呼びかけ言葉みたいで、
だから『ふねふねヤッホイ!』
なんか、声に出すと、可愛さ残るっしょ?
夏の本なので、7月20日には、書店に並びそう。
ほかの2冊、
『マットくんのしょうぼうじどうしゃ』
『マットくんのトラックトラック』
ともども、よろしくね。
■21世紀まで、あと6ヶ月となりましたが、
なんと、も、早や、カレンダー制作の時期がやってきました。
2001年もピーマン村カレンダーが発売されます。
今度のは、2000年のよりも、横に長くして、
書き込むところを広くしました。
でも、お値段変わらず、バッチリ1000円(税別)。
発売は、9月の予定なんだけど、中川さんのセミナーやら、コンサートに限って、
7月半ばから、買えるみたい。
ほしい人は、コンサートに来るといいよ。なんちって。
2000.06.28
■ボストン、ニューヨークに行ってきました。
ボストンは、落ちついた大学の街。アメリカの良心って感じの街。
そして、ニューヨークは、相変わらず、ぶっとい気が立ち上る街で、
ニューヨークに着いたとたんに、ぼくなんか、いきなり、元気になっちゃう。
すごくハードにくたびれているのに、身体が軽くなって、
まるで、中松博士のジャンピングシューズはいたみたいになっちゃう。
すごく、好き。ばっちりな街。
■ボストンは、観光。
あれもこれもの旅。地下鉄乗りまくり、歩き回りの旅。
こういうの貧乏性っていうんだろうね。
1日目。ボストン美術館・ニューベリー通り・フェンウェイ球場で、レッドソックス×ヤンキース戦。
2日目。ビーコンヒル・チルドレンズミュージアム・チャーリーホテルで、ロン・カーターのライブ(very good)。
3日目。ニューイングランド水族館・コープリープレイス・ハーバードスクエア・HOUSE OF BLUES で
The Swinging Steaksという若手バンドのライブ。
その間に、おみやげ買ったり、ごはんも食べなきゃいけないし。
ああ、忙しかったぜ。
■ニューヨークでは、在住の二人の日本人に会った。
一人は、『SONG』のアルバムにも参加してくれたキーボードプレイヤー・徳家敦さんの奥さん。彼女がロックフェラーセンター近くの紀伊国屋に勤めていて、ちょいと表敬訪問。ニューヨークの紀伊国屋は、ものすごく日本の本が充実していて、もう、なんでもそろう感じ。だから、お店は日本人の巣窟みたいになってるんだけど、
ぼくの絵本も数冊ありました。
■もうおひとかたは、日本のいい絵本を、翻訳して、
アメリカに広めたいと考えている人で、
ぼくの『おおきくなるっていうことは』とか、
えらく、気に入ってくれていて、ぜひみたいな話になったのだけれど、
どうなりますか。
でも、すごく、期待したいよね。
■で、その人、エルヴィン・ジョーンズという超有名ジャズドラマーのお友だちだったの。しかも、ちょうどその日、ブルーノートで、彼のライブがあるっていうじゃない。
じゃ、行こうということになって、行ったら、もう、1回目のライブの最後で、
超満員だったんだけど、バーの方から、ちょっと、聴かせてくれて、
クインテットだったかな(ピアノがセシル・テイラーだったりするんだけど)
なぜか、好きなんだって『花嫁人形』のメロディーをテーマにした、曲を演奏しているの。エルヴィンの奥さんが日本人で、日本びいきらしいのだが、
あのきんらんどんすメロディ、欧米人には、変なメロディーなんだろね、
とってもエキゾチックで、えらく、面白かった。
ショウが終わったら、彼女が、エルヴィンに会いに行かない?
楽屋に行きましょう?って言ってくれて、
魚影!ギョエー!でしょ?
階段上って、楽屋に行って、紹介してもらって、なんと、
握手もしてもらって、いっしょに花嫁人形うたったりして、
エルヴィンとデュエットだよ。
エルヴィンったら、それが、ニッコニコで、もう、とっても、無邪気で、
うれしそうに迎えてくれて。
いやぁ、すばらしい人でした。
■ということで、留守してましたが、
みなさん、いかがお過ごしでしたか?
帰ってみると、『チャンス』の予約が、どどっと、入ってきていました。
ニューCD『チャンス』は、7月3日に発売開始です。
もう少し。
マッテテネ。
2000.06.21
■入間の絵本専門店『ドロシーズ』のHPに、Beat Bang Boysのことが、載っていたのね。
6月18日付けの『今日のドロシーズ』で、さっき見た。うれしい。
ペンギンのTシャツのこと。
たのめば作ってくれるはずって、そんなん、
こんなにおおっぴらで、いいのかな。
じゃ、たのんでみようかな、オレも。
■ちゃんとリンクしてるかなって、上の『今日のドロシーズ』ボタンを押してみたら、
あれれ、ぼくの名前が、古い友だちの名前と一緒にのってるぞ。
ひろたひろこさん。今は、保育園の園長さん。
お子さんのチトちゃんが小さいころ、その言葉を聞き書きした
小さな冊子があって、それが、とってもあったかかったの。
旦那は、今も、ぼくと新沢が行っていた千早子どもの家保育園の保父さん。
この保育園の副園長が、湯浅とんぼさん。
『いっぽんばし』作った人。
その、とんぼさんが、主宰する『子どもの遊び研究所』というのがあって、
21の時、大学を中退して、ぼくはこの研究会に通うんだけど、
その定例会に、広田さんの旦那さんはやってきたの。
『あおくんときいろちゃん』の影絵とか、会報とか、いっしょに作ったんだった。
なんか、なつかしいなぁ。
いろんなことの始まりがここにあるからね。
■今日から1週間くらい、ちょいとボストンに、でかけます。
メールお返事できません。
さみしがらないでね。
2000.06.19
■今日は、あべ弘士さんの誕生日らしい。おめでとう。
それから『はりねずみのプルプル』(文渓堂)での、赤い鳥さし絵賞、受賞おめでとう。こんどは、ぼくのとの作品で、受賞してね。って、また言っちゃった。
■7月発売のニューアルバム『チャンス』(ソングレコード)の、色校が出る。
絵はもちろん、五味太郎さん。そして、羽島一希(小野明)さんのデザイン。
どう?いいでしょ。
2000.06.18
■昨日、ケロポンズと市居みかの人形劇団、ぷんちくりんの初ライブ
『机上大パノラマミラクルショー・とびだすお話ショー』見る。
人形劇、面白いよ。ほんと、とびだすお話ショーだよ。今日もやるよ。
もういっぱいかなぁ。入れないかもね。でも、行ってみたら?
ポンちゃん、みかちゃんの展覧会もやってるし。
詳しくは、ここ。
■昨日、偕成社から出版予定の本『あべ弘士のどうぶつ語り』(仮題)の、最終語り。
最後は、気高きゴリラのお話で、締められる。
さて、これから、膨大な量の、語りのまとめに入る。
絞り込んで、本の体裁にしていく。
実は、これからが、大変だ。
でも、とりあえず、あべさん、おつかれさまでした。
パチパチパチ。
■ああ、今日は、ポール・マッカートニーのお誕生日だ。もう、子どもの時からのファンだから、誕生日なんかを、ミーハーに憶えているのよね。1942年生まれだから、58歳だ。へぇー。
だけど、まてよ、ポールったら、ぼくと同じ、うま年だ。一回り違いのうま年だ。
ほどなる、それで、合点がいったぜ。
じゃぁ、今日は、ポールに敬意を表して、
『I saw her standing there』『All my loving』あたり、聴いちゃおうかな。
2000.06.15
■この2日、Beat Bang Boysのライブでした。
■13日が、南青山マンダラ。
おしゃれな店です。
2人組になった記念に、ぼくたち、座ってうたってたのですが、
マスターの小倉さんに、一言「かっこわるい」と言われ、
聞く耳を持っている、やっぱりかっこよくありたいぼくたちは、
すぐに椅子をどかして、立ってうたったんだけど、
どう?かっこよかった?
■で、昨日、14日が、下田のスパイスドッグ。
ここ、下田は、もう、なんか、沖縄の花、デイゴが咲いてるくらいの亜熱帯地方でして、南の島の時間が流れていてね、のんびりしているの。
すばらしいよ。二人とも、ものすごく気に入っちゃった。
だから、なんか、そんなグルーブ感が、うねうねしたライブで、
ものすご、気持ちよかったよー。
打ち上げには、ペンギンちゃん憧れのケニー井上さん(夕焼け楽団)もいらして、
ペンギンも、もう、すっかりミーハーしててね。
写真いっぱい、撮ってやったさ。
2000.06.12
■明日、明後日とBeat Bang Boys公演。
明日、13日が、南青山マンダラ。(地図参照)
明後日、14日が、伊豆半島下田のスパイスドッグ。
ふらっと来て、入れるはずだから、来ておくれよ。ぜったいだよ。
■昨日、飯野和好×桂文我の会。両国・シアターX。
ネギがステージの前っつらにびっしり並んで、ネギくさい。
そんな中、飛び入りで、2曲歌う。
お二人の与太郎とご隠居さんみたいなやりとりが絶品。
文我さんの三味線にうなる飯野さんの浪曲『ねぎぼうずのあさたろう』も同じ。
飯野和好与太浪曲なんだな。ご隠居さんの三味線もすばらしい。
来週18日にも、四日市メリーゴーランド(問:0593-51-8226)でもやるらしいので、
聴きに行くとよいよ。
2000.06.11
■7月前半に完成予定の楽譜集『あそびソングブック』の表紙がUP。
イラストは、勿論、村上康成。
デザインも、こんちこれまた、羽島一希。
この楽譜集は、ソングレコードから出たCD『あそびソングブック』『あそびソングブック2』に収録された歌がすべて載っている。
2年前に出た別冊とは、内容が少しかわっていますのよ。買わなきゃね。
よき、本ですたい。
■一昨日、仙台でコンサート。
こじんまりとしたホールで、客席が近くてね。
こどもたちも、まるでおうちのお父さんに言うみたいな、
ふだん着のツッコミ。
実に、アットホームなライブでありました。
いつも一緒のミツルも言ってたけど、
今年、1、2の出来だったって。
そう、いいコンサートでした。
主催のめざしの会のみなさん。
来てくれたお客さん、ありがとう。
■去る2日の名古屋でのコンサートの感想書き込みが
アンジェのHPに。
長いぞぉ。見てみてね。
■今日、6時から、東京・両国のシアターx(カイ)で、
飯野和好×桂文我ライブ「おっと、絵本・浪曲・落語でいっぱい」があるが、
これに急きょ、飛び入りすることになった。
飯野さんと作った『くろずみ小太郎』と『ねぎぼうずのあさたろう』のテーマ2曲をうたう予定。
ぜひ、来て下さい。
2000.06.09
■チャイルド本社の雑誌『保育プラン』(元、『指導計画』)から原稿依頼あり。
男性保育者の悩みに答えるっていう、Q&A方式、一文。今朝、メールで送った。
11月号に掲載されます。読んでね。
■今日、仙台市シルバーセンターで、中川ひろたか&上田浩司コンサート。
もちろん、ミツルも一緒。
主催は、めざしの会のみなさん。
今日も、おすもうさん、出るぞ。
お近くの人、遠くの人も、見に来てね。
2000.06.08
■6月13日、14日のBeat Bang Boysライブのチラシを、どかどかファックスしています。
届いてない方で、欲しい人は、わたしが直接送ってあげるから、
FAX番号書いて、メールしてちょ。
メールばっかりやって、くたびれた目に
FAXの絵がやさしいぞ。
2000.06.07
■Beat Bang Boysのリーダー、ペンギンの連載エッセイ『Penguinのうねってんねん』を掲載しました。
その第14回目は、奇才・デビット・リンドレイにスポットを当てて、うねります。ぜひぜひ、読んでね。
■なんだか、咳コンコン出ます。コンサート続きだったかしら。それとも、風邪かしら。だのに、今朝、3時に起きちゃった。じじいだよね、それじゃぁ。
でも、気持ちのいい朝です。みなさん、いってらっしゃい。
今日、中川は、おうちで仕事です。
なにかとつかまりやすい一日です。
2000.06.05
■ただいま。
さっき、ツアーから帰ってきました。
昨日は、奈良に宿泊。
今朝、京都行きの近鉄特急に乗っていると、
前の席に河合隼雄さんが乗ってきたの。
西大寺にお住まいですからね、先生。
前の日に、毎日新聞のコラムを読んだばかりで、そこにも書いてあったんだけど、
なんでも、河合さんご自身のフルートのCDが9月に発売されるとのこと。
で、その話をすると、もう、てれてれに照れてらして、
もうとっても、かわいはやおさん。
■京都駅に着いて、新幹線ホームへのエスカレーターを上っていくと、
その上で、しきりに手を振る首の長い男がいて、見ると、
新沢としひこだった。今日は、なんていう日なんだろう!
電車を新沢のに合わせて、ずっと喋りながら帰る。
もう、べらべら。
■ツアー前半は、Beat Bang Boysのライブ。
1日が京都・磔磔(takutaku)
2日が名古屋・JELLY BEANS。
ペンギンとピーマン2人でやる初めてのビートバンライブ。
どうなるのかと思ったんだけど、双方、ドラムを補いながらの演奏が、面白く、
パワーも決して損なわれず、よかったんじゃないかなぁ。
ギターとベースだけのロックバンドというのは、
世界的にも珍しいよね。それだけでも、ひとつの特徴だし、
なんか、やっていける自信が出てきたよ。
ドラム入れずに、このまま、二人でいいのかもね。
ぜひ、一度、見に来て欲しい。
新Beat Bang Boys。
■そして、3日は、上田浩司、ミツルとのコンサート。
お客さん、なんと、1000人。
名古屋市民会館が2階までいっぱいの人。
トラや以来だわ、こんなに人見たの。
1000人の気はすごいですよー。
これは、パワー要ります。
2時間休憩なしで、あの手この手のステージ。
久しぶりに、おすもうさんも登場して、
名曲『わたしをすもうにつれてって』を歌ったし。
『禁じられた遊び』のギター背中弾きもやっちゃった。
懐かしのトラやネタね。
主催は絵本の会オリーブ。
ありがとう。
おつかれさま。
■つづく4日は、奈良・親愛幼稚園70周年記念コンサート。
この日も、なんと、1200人ものお客さんが来てくれた。
連日、ものすごいっす。
でも、よかったんじゃないかなぁ。
とっても、盛り上がったし。
みんな、ニッコニコでした。
このコンサートを主催してくれた親愛幼稚園には、なんと本物のパイプオルガンがあって、コンサートのあと、このパイプオルガンを弾かせてくれるという。
上田浩司は、はじめて触れるって、もう大喜びでね。
上田は、そこで、バッハを弾いてくれて、主催者、お手伝いの人たちも、大喜びでしたね。いや、ほんと、いいんだわ。
中川も、なんか急に、『あたたかい日さむい日』、パイプオルガンを伴奏に歌っちゃったりして、えらい、気持ちよかったわぁ。
こんど、ここで、上田浩司のパイプオルガンの夕べなんかどうかだなんて、
プランも出てきたりして。
ほんと、すごく、いいかもね。