中川ひろたか   過去の日記

過去の日記

04.09.28

■新刊絵本の感想が寄せられてきています。
お二人とも、保育の現場にいらっしゃる方なので
読んだ時の、子どもたちの様子が語られていて
とても興味深く、面白い。
少し長くなりますが、以下。

●『へそのお』(絵・石井聖岳 PHP研究所)



この本、我がクラスにとって
ものすごくタイムリー!な本でした。
なにしろ、この7・8月に
赤ちゃんが生まれてお兄ちゃんになった子が
三人もいましたから。
春のころより、
赤ちゃんが入っているお腹の中の図を
黒板に描いてみたりして、
"生まれる"ということについて
4才児なりの思いを膨らませてきた仲間でした。
みーんなで、三人の赤ちゃんの誕生を
楽しみに楽しみに待って、
生まれた喜びを分かち合って(笑)来た
そんな時の この絵本・・・。

私が読んでいくのを、子ども達は
「うんうん!ぼくのも箱に入ってる!」と、
(今は プラスチックが多いようですが)
妙に納得して見ていました。
「おかあさんのもあるか、聞いてみようっと!」
「あたしも!」「ぼくパパの聞いてみる!」と 読み進み、
おへそのあるもの無いものを考えてみたり
「へそってどうやってまげるの?」と不思議がってみたり。
子ども達にとっては、この本 
不思議がいっぱいだったようで、
「にっぽんのへそって何?」
「なんでおなかに顔が書いてあるの?」と
質問攻めでありました。
(答えるの難しかったです(笑))
面白かったのは宇宙遊泳のページの反応!
その前の、
ママに抱かれている絵にみんなの顔もにーんまりし、
自分もお腹の中でママとつながっているところを
ゆっくりと想像してからページをめくったら、
「おおーーーーっ・・・・・」と
ながーいため息のような声を一斉に上げて
しばしそのまま、見入っていました。
結構長い間。
・・・どう思ったのでしょうかね。
押し付けになるといけないので
私は何も言わなかったですけど、
きっと納得する思いがあるのでしょうね・・・。
本をそのまま置いておいたら、
さっそく手に取った子が
そのページを長いこと見つめていましたよ。

わたし自身、自分が赤ちゃんだった頃に思いをはせたり
母としてお腹に子どもをかかえていた頃を懐かしく思い出したり。
あたたかいものがこみ上げてきて
じーんとします。

●『いっぽんばしにほんばし』(絵・相野谷由起 アリス館)



これはもう、最初から文句無くノリノリ!
だって、手あそびは完全に会得済みだし
お話バージョンの歌も
何度も耳にしてしていてお馴染みですからねぇ。

歌い進むとすぐに大合唱となり、
手遊びのところがくると
みんなで手を動かしていました。
私も一緒に動かしたくなって、困りましたよ。
本をめくる人が いなくなっちゃいますものね(笑)。
この絵がまた、ほんとにいいですね。
可愛くて楽しくて。
この お話バージョンの歌を初めて聴いた時、
あまりに有名な手遊びがお話でふくらんでいて
すごく不思議な感じがしたのを思い出します。
その時、考えたんですよね
これ、紙芝居にしてみたいなぁって。
歌いながら読み進めて、手遊びも出来て
楽しいだろうなぁ・・・と。
忙しさにかまけているうちに
そのまま過ぎてしまっていたので、
今、絵本になったのを見て
すごく嬉しいというかちょっぴり悔しいというか・・
というところです。

●『ないた』(絵・長新太 金の星社)



この本は、共感するものがいっぱい。
読んでいると
自分の子どもの頃が思い出されて、
懐かしい感じと ちょっとせつない感じが
こみ上げてきます。

クラスの子ども達も、真剣に見入っていました。
時々うんうんとうなずいたり
くすっと笑ったりしながら。
ひとつひとつ、
納得したような顔をしながら。
そうそう、そうだよなぁ・・・と
"共感"の空気が みんなの中に終始ながれていて、
読みながら
これもまた面白いな、と思いました。
ちょっと、こういうの他に無いかも。

●『おでん おんせんにいく』(絵・長谷川義史 佼成出版社)



これ、文句無く面白い!!!
いやぁ~~大笑いしました!
この発想といい
ネーミングといい
ふんだんにあるダジャレといい
どこか人をくったような絵といい
もう、最高です!!
全てのページで大笑いしてしまいましたよ。
いろんな"ゆ"につかる
それぞれのたべもの達の言い分が、
これまた いちいちそのとおり!で
可笑しいこと可笑しいこと!
この本、もうみんなにオススメしちゃいます!
中でも特にオオウケしたのは
「なると」が、目まわしても長湯しているところと
「ふろふきだいこん」。
この「ふろふきだいこん」には、参りました!
中川さんのダジャレの真髄を見た思いがします(笑)。
いやこりゃまったく、
この本1冊に
座布団10枚!いえ20枚30枚って感じですね。
ああ子ども達の反応が楽しみじゃあー。

新潟県・○△さん

●『おでっちょさん』 (文・まつしたきのこ 絵・伊藤秀男 「ほっぺ・3号」学研)



黒板の前に置いておいたのですが、なかなか読む時間が取れなくて・・・
表紙を見て「どんなお話なんだろう?」と興味津々だった子供たち・・・
お話が始まると、吸い込まれるように集中して見ていました。
おでっちょさんが出会うものが、どんどん大きくなっていって・・・
でも、驚くことなく同じように対応していくおでっちょさんに
「すげ~!」「ちからもちだ~!!」と感心しきり。
いつの間にか、憧れのまなざしに変わってしまったのでした。
野原に行ったおでっちょさんと、道で出会った池や山たちが再び出会い、
「一緒に遊びたかったのね!」となった場面では、子供たちの表情が変化!!
「いいな~」「楽しそうだな~」といったうらやましそうな、穏やかな表情に!
絵本の世界を満喫できたようです。

宮城県・○月さん

04.09.27

■広島そして仙台ツアー。
広島では、長谷川義史さんと
仙台では、村上康成さんと
両ウクレレ絵本作家との共演。
楽しかったんよ。

■22日。
移動。
広島空港。雨降り。ハダザム。
主催の絵本専門店「麦わらぼうし」稲垣さんの出迎え。

■23日。
黒瀬町文化センターで
長谷川義史さんとライブ。
先日の北海道以来。
会うなり、いきなり懐かしの抱擁(してない)。

この日のために二人で作った
『牡蠣のうた』を披露。
聞いたあと、一日中、この歌が頭から離れなくて困った人、
続出(ほんと、らしい)。

■24日。
朝、稲垣さんが懇意にしている
緑が丘幼稚園を訪問したあと、
広島市現代美術館の
「明和電気」の展覧会?に
稲垣さん、長谷川義史さんと行く。
超感動!
「明和電気」のこと、
ほとんど知らなかったからね。
もう、ビックリ。
今まで閉じていた頭の中の門が
パッカリ開いた感じ。
ものすごく、くだらない。
みんな、ぜったい行くべし。

■25日。
呉市昭和公民館で
一人トーク&ライブ。
主催は、ラボ森岡パーティさん。

このあいだ、出雲の居酒屋で偶然出会った
千葉在住のKさんが、ここ呉まで、
見に来てくれた。
驚異のフットワーク。

終了後、空路、仙台へ。
到着後、プロ野球「新規参入」で湧く
仙台の居酒屋「炉ばた」で
村上康成さん、横田やさん、そして
阿部夏丸さん(この日、講演した)と呑む。
「炉ばた」の亭主のご学友が来ていて
亭主、超御機嫌。
仙台ゆかりの童謡作家、スズキヘキ(1899-1973)の童謡を
何曲も歌ってくれる。
ありがたいこと。

■26日。
絵本ワールドinみやぎ2004。
村上康成さんと、仙台国際センターで。
『おつきみうさぎ』『よーいどん』を中心に
トーク&ライブ。

終了後、仙台駅で、村上さんと
牛タン、サンマの刺身、牡蠣フライで呑む。
いい感じよねぇ。

04.09.22

■なんだかよくわからないうちに
今月4冊の絵本が発売された。
『ないた』(絵・長新太 金の星社)
『いっぽんばしにほんばし』(絵・相野谷由起 アリス館)
『へそのお』(絵・石井聖岳 PHP研究所)
『おでん おんせんにいく』(絵・長谷川義史 佼成出版社)
の4冊。

■その『おでん おんせんにいく』の長谷川義史と
また広島でも絵本講演会があって
わたくし、今日から、移動です。

北海道の講演用に、歌を作ったので、
しかも、それが、ウケたので
味しめて、今度は
『牡蠣(かき)のうた』を作った。
広島じゃけんね。
ウケるといいんだけど。

■広島は、絵本専門店の「麦わらぼうし」さんが
いろいろ仕切ってくれるんだけど、
それが終わると、そのまま
仙台に飛んで、村上康成と公演。
これは、絵本ワールドですね。
日曜日だし、みなさんどんどこ、来てください。
詳しくは、ここ 見てね。

04.09.19

■18日から、千葉県船橋市の
ふなばしアンデルセン公園・子ども美術館で
『だじゃれどうぶつえん展』が開催されていて、
今日、ワークショップを、した。
当初50名くらいの参加を見込んでいたのだが
なんと250名くらいの親子さんが集まってくれて、
それは、それは、大盛況でございました。のよ。

まず、スタッフたちの「踊り」があり
(『アンパンジャムパンフライパン』『山道あるけば』の2曲)、
軽く数曲うたって、そのあと、
みんなそれぞれ「だじゃれ」を作った。
もちろん、作っただじゃれには絵もつける。
ほんの15分で、ほとんどの子が、完成させた。
最後に全員の作品をみんなの前で発表。
傑作も多く、みんな、ウケてたね。

展覧会には、だじゃれパネルの他、
高畠純さんの原画も数点あって、
「へぇ、こんなふうに描いてるんだぁ」って
まじ、感動する。
だじゃれパネルも、言葉がかくされていて
めくるとわかる仕掛けがグッド。
みんな、絵を見て、考えて、
めくって・・・笑う。
すぐに、答えを見せない、
考えさせる作りが、
すごくアメリカのチルドレンズミュージアムな感じになっていて
すばらしかった。

ポスターや、チラシをはじめ
総合的にデザインがきれいなのね。
すばらしいよ。
11/28まで、開催中。

休館日:
9/21・27
10/4・5・12・18・25
11/1・4・8・9・15・22・24

チェックして行かれますように。
問: 047-457-6661

04.09.18

■昨日『マジスカ軽音楽同好会』の初ライブ「説明会」。
中川としたら、1年8ヶ月ぶりのライブ。
楽しくさせていただきました。
2部制で、それぞれ1時間ずつ「説明」した。

2部では、
わたしも同好会に入会したいと、
佐藤克彦の奥様、SACHIKOさんの乱入があったり、
旧甲州街道スジの親分さん、
サックスプレーヤーのボブ斎藤さんも飛び入ったり、
アンコールの『世界中のこどもたちが』では
谷口國博が、ダンサーしたり、
なかなかに「同好会」らしいライブになった。

次回は、10/12 自由が丘のマルディグラにて
「オリエンテーリング」があります。

ライブに来た人の中で希望者に、
同好会の会員証を発行いたします。
会員証は、会員番号付きで
長谷川義史さんにデザイン・イラストをお願い中。
次のライブで、その会員証を見せると
なにか(なにかな?)特典が付いてくる。まじっすか。
どう?みんなもライブに来て
「マジスカ軽音楽同好会」に入会しよう!

04.09.17

■本日、中川ひろたかの新バンドユニット
『マジスカ軽音楽同好会』初めてのライブっす。
まずは、説明会ということで
軽ーく行いたいと考えておりますので
お友だちやら家族やらお誘いあって
軽ーい気持ちで、お越しください。

場所は、京王線・千歳烏山駅そばの
TUBOという店。
19時開場、19時半開演どす。

先着○○名様に、軽ーいおみやげ差し上げます。
じゃんじゃん来てね。

■トップページを更新しました。
なんせ、絵本が、この頃、どんどこなので
入れ替わりが激しくて、
ちょっとそれも忍びないと、
こんな感じになりました。
チェックしてね。

■15日、渋谷クワトロで、HIBARIのライブ。
5曲を熱唱。のどが太いって感じ。
美しく、そして力強いの。
すばらしかった。
新曲もいいし、ぜひブレイクしてほしいね。

■『世界中のこどもたちが103』の原画展が
伊豆高原 絵本の家で
(静岡県伊東市八幡野1214-17 tel:0557-55-3364)
9/11から10/26まで、行われている。
ぜひ、おでかけください。

04.09.15

■あの「だじゃれどうぶつえん」が、
ケイタイで見られるようになりました。
これが、ただの「だじゃれ」じゃない。
動くのです。
しかも、音楽付き(作曲:中川ひろたか)

6月くらいから準備していたのですが、
この9日から、友ミュージック運営の携帯電話公式サイト
「キャラうた」で配信が始まりました。

一回目は『ペンギン』と『パンダ』
これ、毎週木曜日に、一つずつ、更新されて、
次々、新しいのが出てくる予定。
今は、au だけの配信ですが、
NTTドコモも、まもなく公開の予定。

以下、アクセス方法。

EZトップメニュー →
カテゴリで探す →
着うた・着ムービー →
アニメ・ゲーム→
キャラうた ⇒
キャラムービー ⇒
どうぶつ絵本コーナー ⇒
だじゃれどうぶつえん

音楽楽しいし、ぜひ、見てみてね。

04.09.14

■北海道ツアー、帰ってまいりました。
なにしろ1週間の長旅でしたから、
さすがに疲れておりますが、
いやぁ、よかったんでないかい?

■8日。
台風。
北海道に向かって北上する台風18号を
追いかけるように、行こうって話っす。
飛ぶのかなぁと思いつつ、
朝、羽田に着くと、掲示板には
「帯広行き。搭乗手続き停止中」の文字が点滅してる。
ああ、こりゃ、なかなかじゃないや。
夕方くらいまで、待つようかなと、
タカをくくって、2階に居場所を確保。
空いていた椅子に座って、
のんびりしてたの。
掲示板は、少し遠くて見えないんだけど
飛ぶ時は、アナウンスくらいは、
してくれるんだろうと思ってたのね。
でも、なんか、虫が知らせたんだな。
下に降りていって、掲示板見たら、なんと
「搭乗手続き中」になっている。
やべ、並ばなきゃと手続き中の人たち見たら、すでに、すごい長蛇の列。
時計は、もう、出発5分前。
いやぁ、どうしようと、一番先頭に行って
「すいません。45分発なんですけど」って言ったら
カウンターのお姉さん、ガッとチケットつかんで
チャチャチャと処理してくれた。
「すいません」と礼を言うと
「急いでください」と、一言。
走って走って、ようやくの思いで、
機内に乗り込んで、ホッとしていると
「只今搭乗手続きのお客様がまだ、多数いらっしゃいます。
今しばらくお待ちください」と、アナウンスがあった。
あの長蛇の列に帯広行きの人たちがいっぱいいて
ぼくは、その人たちをいっぺんに抜いてしまったというわけなのだった。

着陸できない場合は、羽田に戻ることもあるとおどかされつつ
1時間遅れで帯広に向かった飛行機は、
けっこう揺れながらも、無事、着陸。
「よかった、よかった」
台風のせいじゃなく、自分のウカウカのせいで
乗れないところだったんだからね。

あぶなかったよね。

空港には、今回のツアーの首謀者、
帯広図書館の沼田陽子さんが、迎えに来てくれていた。
「あれ?長谷川さんは?」
すでにいるはずの長谷川義史さんがそこにいない。
「それが、飛行機、戻っちゃったんです」
なんと、関西空港から飛んだ飛行機が、
強風のため、降りられず、引き返したというのだ。
長谷川さんにとって、初めての北海道だというのにね、
いきなりこれだもんね。
気の毒・・・。

明日は、ひとりでお願いしますと言われ、
しかたないもんね。
空港を離れ、
帯広の森の中のレストランで
カレーとスープをいただく。
そのレストランと同じ敷地内に
日本画家、小泉淳作さんの美術館があってね、
いやぁ、ラッキーでした。
ぼく、大好きな画家さん。
鎌倉在住なんす。
妻の友だちのお父さんで
昔、お家におじゃましたこともあって、
まさか、こんなところで、小泉さんの絵が見られるなんてね。
よかったっす。
すばらしかったっす。

翌日の会場、大樹町に向かう途中
クニ河内さんの家をさがす。
クニさんは、この辺に住んでいるのね。
住所をたよりに、さがしてみたんだけど
もう、土地が広くってね、さっぱりでね、
自力で見つけて「来ました」って言おうと思ったんだけど
あきらめて、電話したら、あいにくの留守。
(あとで知ったんだけど、東京で新沢と録音してたらしい)

さすがに、北海道は涼しくて、
やっぱり、長袖が必要なくらい。
しかし、家を出る前に送っておいた荷物が
台風で届いてなく(あとで調べたら、なぜか札幌に行っちゃってた)
洋品屋に行って、パンツと、長袖シャツを買う。

夕方、大樹町図書館に着く。
このあたりもすごい風が吹いたらしく、
樹齢100年はあろうかという桜の大木が
根こそぎ折れて倒れてた。

夕食は、図書館の人たちと焼肉。
こちらの人は「サガリ」という
牛の横隔膜の肉を食す。
(調べたら、関東で言う「ハラミ」のことだった)
ちなみに、鶏の唐揚げを北海道では
「ザンギ」って言うんだよな。
渡辺さん、ごちそうさまでした。

■9日。
午前中、図書館で講演会。
ほんとなら、長谷川義史さんとする予定だったが
一人で、いたした。
帯広のNHKが取材に来ていて、
その日の夕方、地元ニュースで流れたって。
見た人が言ってた。
「中川さん、すごく、カメラ目線で映ってました」って。

終了後、中川は、新得町図書館の菊地さんと
翌日会場となる新得町に向かい、
首謀者の沼田さんは、釧路に行く。
長谷川義史さんをピックアップするためだ。
一旦大阪に引き返した長谷川さんだが、
翌日の帯広行きが取れず、釧路に変更になっていた。
釧路は、帯広の隣の町だが、150キロくらい離れてるけんね。
たいへんさ。広いんだよな、北海道。

翌日会場の保健福祉センターなごみでリハをして、
夕方、山小屋風レストランで関係者と食事会。
おいしいソーセージ、卵料理と、ビールっす。
それと、朝もぎの茹でトウキビ(とうもろこし)いただく。
トウキビ、おれ、大好物なんす。
うれしかったよぉ。
じょー(泣)

ところが、8時になっても、
長谷川さんたちが、来ない。
おかしいなぁ。
ようやく、電話が来たのが
9時過ぎ。
一度、向かってはみたものの、店が見つからず
引き返して、今、保健センターにいるという。
ぼくたちは、店を出て、現場に向かうと
車の中で、アゴ上げて、憔悴しきってる二人組。

10時間くらい走り続けた上、
道もよくわからない。
暗い中、ガソリンが少なくなってくる。
電話がピッチで通じにくい。
お腹はすいてくる。
いろんなことが重なって、
かなりなパニック状態だったらしい。
一種の遭難だよね。

長谷川さんにとって、
はじめての北海道がこれだ。
きつかったろうと思う。

長谷川さんは、12時から何も食べてなかったらしい。
近くの居酒屋に行って、
とりあえず、チャーハンを食べた。
「あれは、うまかった」って、あとになって、
しみじみ言っていたっけ。

なんとか、落ち着いて
温泉付きのホテルに向かう。
途中、道で、キタキツネに会う。
これは、ラッキーだって、
図書館の菊地さんに言われたけど、
ぼくは、全然ラッキーじゃないって
長谷川さんは、ひとり、思ってたんだろうなぁ。

風呂に入ってから、
翌日のための、音合わせを部屋でやった。
長谷川さんは、ビンテージ(1920年代製)のマーチンウクレレを
持ってきていて(すごくいいの)
しかも上手い。
1時間ほど練習して、寝た。

■10日。
会場に向かう途中、今度は
エゾシカに遭遇。
キタキツネとエゾシカ両方に遭うなんて
そうとう、強運と言われたが
長谷川さんは、どう思ってたかなぁ。

午前中、近所の保育園の子どもたち、
100人くらいのコンサート。
スライド見たり、歌うたったりの45分。
そこで歌った『ジャガイモポテトくん』がバカウケ。
この歌、『ほっぺ』3号(発売中)に掲載したもので
実は、このツアー用に、書き下ろしたの。

それが、ウケた。
子どもたちから「もっかい、うたって」って
何度も言われたのだ。
この仕事、長いことやってるけど、
コンサートで同じ歌を4回も歌ったことは、未だかつて、なかったなぁ。
やっていくうちに、ぼくたちも、
どんどん上手になっていったりして
おかしかったけどね。

昼は、近所のそば屋。
天丼とそばのアベック丼(ものすごい量)。
いただきました。

夜は、十勝こどもの本連絡会主催の講演会。
今回のツアーを目指して二人で作っていた
『おでん おんせんにいく』(佼成出版社)の見本が、ギリギリ間に合う。
さっそく、これ、読んだ。
おでんの家族が、温泉ランドに行って
いろんなお湯に入るっていう
超くだらな話。
でも、おもしろい。
ものすごく、ウケて、あっという間に売り切れた。



もう一つ、長新太さんとの本も、間に合って
これも、読めた。
『ないた』(金の星社)っていうの。
これを見た長谷川さんは、すごくほめてくれて
「こんなん、長さんでなければ、かけませんわ。
ほんま、すばらしいですわ」と大阪弁で
言っていた。



■11日。
午後から、音更町図書館。
長谷川さん、子どもの頃から
絵が好きで、カレンダーの裏に絵描いて
あそんでたって話してくれた。
で、どんな絵を描いてたの?と聞くと
ウルトラマンが怪獣とたたかってるところって言うから
それ、ライブで描いてもらった。
そんなん、見られて、
子どもたちも、面白かったんじゃないかなぁ。

『ともだちになろうよ』(アリス館)も読む。
ウサギの子の役を、長谷川さんにしてもらった。
女の子の役。
大阪なまりのセリフが、よくてね。
本人も、これ、けっこうハマるって、言っておった。
一緒の時は、ウサギやらせてって。

北海道は、パークゴルフ場というのが
いたるところにある。
パターゴルフの拡大版っていうか、
普通のゴルフの縮小版っていうか。
そんなの。
もう20年前から北海道では、やっているらしい。
聞いたら、会場の近くにもあって、
じゃ、やろうよってことに。
すごく、面白かった。
広いから、けっこう歩くし、
いい運動になったんじゃないかなぁ。

このパークゴルフ、
長谷川義史が、すごい研究熱心だったので驚いた。
向上しよう、極めようという姿勢が随所に見られましたね
。 おれ?ま、なんとなくね。
適当に上手だったり、下手だったりさ。

夜は、創作料理の店で、
十勝こどもの本連絡会の人たちとの交流会。
そのあと、
帯広名物の屋台にくり出す。
村上康成さんも荒井良二さんも行ったという店に行く。
しこたま、泣くほど、呑む。

■12日。
森の交流館十勝で最後の講演。

始まる前に、ちょっと野球をしようということになって
道具を用意してもらった。
「ぼくの魔球が打てるかな」と
中川が投げ込んだ伝家の宝刀、パームボールを
長谷川さんは、こんこんと打った。
少しの時間だったが、昨日の酒が全部出た。

二人の講演会も、だいぶ手慣れてきてね。
面白かったんじゃないかなぁ。
でもね、たいていのことそうだけど、
上手になった頃に、終わりになっちゃうんだよね。

今回の歌のレパートリーは
『ジャガイモポテトくん』
『世界中のこどもたちが』
『みんなともだち』の3曲。
来週9/23に広島で、またライブがあるから
それまでに新曲「カキの歌」でも作っておこうと
ぼくたちは、前向きに約束した。

夜は、帯広図書館の方々と
パエリア食べて、
そのあと、また帯広の屋台へ。
沼田さんのパートナー、みっちゃんもまじえて、
お疲れサンした。

■13日。
長谷川さんに旭山動物園を見せたくて
ぼくたちは、一日帰りを延ばした。
この日は、おまけ。
しかし、あいにくの雨。
どしゃ降りの中、旭川へ。
今回、ずっと運転してくれた沼田さん。
それまでペーパードライバーだったのに(怖)
この一週間で、約900キロ走った。
すごいよねぇ。

旭川まで4時間かけて到着。
まず、子ども富貴堂にあいさつ。
「菅原」でラーメン食べて、動物園に。
アザラシ、ペンギン、シロクマなどなど、
すばらしいね。
この夏、入場者数で、上野を抜いて、
今、日本一元気な動物園って言われてる。

で、そのあと、たまたま旭川に来ていた
メリーゴーランドの増田さんと合流。
あべ弘士さんと居酒屋「三四郎」で、呑む。
楽しかったっす。

■14日。
午前中、あべ弘士宅訪問。
アトリエで「アビーロード」聴きながら
コーヒーいただく。
いつ来ても、気持ちのいいところ。
すんばらしいお宅。

空港途中の「大吉」で
ラーメン。

長谷川義史さんとの「どうとうめぐり」ツアー
すごく楽しかった。
ずっと世話してくれた
沼田さん、ありがとう。
おかげで、おれたち、やっていける自信がつきました。
9/23の広島も、ぐっと、楽しみよ。

出かけてくれたお客さん、
主催してくれたみなさん、
ありがとうございました。

04.09.08

■台風のさなか、
わたくし、北海道に行って来ます。
まるまる1週間のツアーです。
ずっと、長谷川義史といっしょです。
おもに北海道も東の方、道東が中心なので
「どうとうめぐり」とよばれています。
(だれもよんでねぇつーの)

では、行ってきます。
(飛行機、とぶんかいね)

■昨日「マジスカ軽音楽同好会」のリハ。
新曲、旧曲ふくめて、
いろいろね。
おんもしれぇぞ。
マジスカ。

まじっすか。
まじっす。

04.09.05

■4日、島根県出雲市多伎町の図書館で
親子ライブ。
ここの図書館、今年の5月に完成したばかり。
目の前が、見渡す限りの海で、すばらしい。
名前も「海辺の多岐図書館」って言うん。

はじめて『ふねなのね』(文・中川ひろたか 絵・100%ORANNGE ブロンズ新社)を読む。
うわーっと、展開する感じを、
みんなも、うねるように見てくれて、
読んでいて面白い。
ふしぎな、読後感。



■ライブ後、協力してくれた地元の本屋さん武田書店さん、
講談社さんと、解禁になったばかりの
ノドグロ、いただきました。
もう油がしたたって、美味いのなんのって。
いやぁ、ノドグロ、こりゃすごいわ。

ノドグロ:50cm。南日本の100m~200mの深い海に住む。
冬底引き網でたくさん採れる。口の中が黒いのでそうよばれる。
別名、あかむつ。すずき科。

04.09.01

■名古屋のメルヘンハウスでやっていた
『ともだちになろうよ』(絵・ひろかわさえこ アリス館)の原画展は、
昨日で、終了しましたが、
つづけて、大阪のクレヨンハウスでも、
9/4~23まで、やるんだそうよ。
大阪のみなさん、
ぜひご覧くださいね。
問:06-6330-8071